銘々用霊璽
銘々用霊璽を使用する場合が一般的で、霊璽には1柱(はしら、神さまを数える単位)の名前が記されます。故人の名前の文字数に合わせて、大きさをお選びいただきます。
表面に故人の名前と謚を記し、裏面に帰幽年月日や享年等を記す場合が多いです。
霊璽(れいじ)は、神道において故人・ご先祖様の御霊をお祀りする大切なものです。
しかし「どんな種類があるの?」「相場はいくらくらい?」「誰が用意するの?」など、初めて準備する際には分からないことも多いのではないでしょうか。
また、霊璽は単に用意するだけでなく、「遷霊(せんれい)」という儀式を行うことで、御霊代としての役割を果たします。そのため、準備の流れや注意点を正しく理解しておくことが重要です。
こちらのページでは、霊璽の種類や相場をはじめ、準備のポイントや注意点についてわかりやすく解説します。初めての方でも安心して進められるよう、基本から丁寧にご紹介します。
◎新しく用意した霊璽には、必ず神職(神主)による「遷霊」を行う。
・・・霊璽は、故人の御霊を霊璽へ遷す「遷霊(せんれい)」を行うことで、はじめて御霊代としての役割を果たします。
◎費用については「霊璽本体の代金」だけでなく、「文字入れの費用」や「遷霊祭の玉串料」などが必要になる。
・・・あらかじめ全体の流れと費用を把握しておくことで、安心して準備を進めることができます。
神道式では、ご先祖様の御霊(みたま)(=魂)を遷すためのものを霊璽と呼びます。
これは、仏教式の位牌に当たるものです。
霊璽は、故人の御霊を遷霊することではじめて「御霊代」としての役割を果たします。
ヒノキなどの白木で作られており、謚名(おくりな)と呼ばれる霊号(死後の名称)や帰幽年月日などが記載されています。
霊璽には蓋がついていますが、通常は蓋はつけたままにして、命日や年祭などの特別な時には外します。
また、葬儀から五十日祭までは仮祭壇でお祀りして、五十日祭以降はご先祖様の霊璽と一緒に祖霊舎の中にお祀りします。
霊璽本体の具体的な相場は、【1万円 ~ 2万円前後】です。大きさや種類によって値段が変わります。
また霊璽への文字入れの相場は、1名様分(名前、謚、帰幽年月日、享年等)で【およそ5千円~1万円前後】です。
神棚の里では、霊璽の両面への文字入れもお承りしています。(名前、謚、帰幽年月日・享年を記します。)
神棚の里オンラインショップからもご注文いただけます。
神葬祭で使用する霊璽は、必ずしも家族が準備するものとは限りません。進め方によって用意する主体が異なります。
・神社が用意する場合
・葬儀社が用意する場合
・遺族自身で用意する場合
そのため、「誰が用意するのか」を事前に確認しておくことが非常に重要です。確認を怠ると、同じものを重複して用意してしまったり、反対に必要なタイミングで霊璽が用意されていないといったトラブルにつながる可能性があります。
特に神葬祭に不慣れな場合は、葬儀社だけで判断せず、神社にも確認を取ると安心です。神社によっては、霊璽の仕様や形式に決まりがある場合もあります。
スムーズに儀式を進めるためにも、霊璽の準備については「誰が・いつ・どのように用意するのか」を早い段階で明確にしておきましょう。
本来、霊璽は故人の御霊を遷す「遷霊(せんれい)」を行うことで、はじめて御霊代としての役割を持ちます。
しかし、何らかの事情により遷霊を行わないまま火葬を終えてしまうケースもあります。
その場合は、後日あらためて「遷霊祭」を執り行う必要があります。遷霊祭では、故人の御霊を霊璽へとお遷しして、正式にお祀りできる状態に整えます。
このような状況の時は、自己判断で進めるのではなく必ず神社へ相談することが大切です。霊璽を新たに用意すべきか、すでにあるものを使用できるのかなど、具体的な対応は神社の方針や状況によって異なります。
不安な場合は奉仕してもらう神社に早めに問い合わせを行い、正しい手順で対応するようにしましょう。
霊璽は、故人の御霊をお祀りする大切な依り代。その役割や準備方法を正しく理解しておくことがとても重要です。
種類や相場だけでなく、「誰が用意するのか」「遷霊を神主さんに行なってもらう」といった点も、事前に確認しておくことでトラブルを防ぐことができます。
特に神葬祭は地域や神社によって進め方や段取りが異なるため、迷った際は自己判断せず、神社や葬儀社へ相談すると安心です。
適切な霊璽を選び、正しい手順でお祀りすることで、故人を丁寧に・大切に祀ることができるでしょう。