祖霊舎の祀り方(ご先祖様の祀り方)

 ご先祖様をお祀りすることを、供養ということもありますが、 神道式においては「お祀り」といいます。 こちらのページでは、神道式のご先祖様のお祀り、祖霊舎について説明します。

 初めて祖霊舎(それいしゃ)を祀る方にもわかるように、祖霊舎の基本をご説明いたします。

ご先祖様をお祀りすることを、供養ということもありますが、

神道式においては「お祀り」といいます。

こちらのページでは、神道式のご先祖様のお祀り、祖霊舎について説明します。

 

祖霊舎(それいしゃ)とは

 神道では、お家の中でご先祖様をお祀りする際に、祖霊舎という社を使用します。

御霊舎(みたまや)、神徒壇(しんとだん)、祭壇宮(さいだんみや)と呼ばれることもあります。

ご先祖様の御霊(魂)が鎮まる御霊代を納めるための場所で、神棚とは別に祖霊舎を用います。祖霊舎には祖先の御霊や五十日祭を終えた新しい御霊をお祀りします。

祖霊舎は、仏教式の仏壇と同じ役割です。

 

仏壇と祖霊舎の違い

 死生観の違いにより、お祀りの仕方も異なります。

仏教式の葬儀を行うと、故人の霊魂を宿した位牌をいただきます。

仏壇には中心にご本尊、位牌はご本尊の下の段に納めます。

神道式において、位牌にあたるものを霊璽と呼びます。霊璽は、祖霊舎の御櫝(おとく)と呼ばれる扉の中に納め、ご先祖様(家の守り神)の霊璽が中心になるように配置します。

ちなみに、祖先崇拝である沖縄の祀り方も神道式に非常に似ており、ブチダン(仏壇)にはトートーメ―(先祖代々位牌)を中心に納めます。

 お神札(神社でお祀りされている神様)は神棚に納めます。 全国各地それぞれの神社で、神様をお祀りしています。神社では神様の力を宿した授与品として、お神札を頒布して(売って)います。 お神札はご家庭の神棚に祀り(飾り)、家庭内の平穏を祈ります。 ※神社は商売ではないため、通常「売る」という表現はしません。 ※「神棚に飾る」ということもありますが、正式には「神棚に祀る」と表現します。 祖霊舎には、ご先祖様の霊璽を納めます。 神棚も祖霊舎も、拝み方(拝礼作法)やお供え物は同じようにおこなって大丈夫です。

 

神棚と祖霊舎の違い

 お神札(神社でお祀りされている神様)は神棚に納めます。

全国各地それぞれの神社で、神様をお祀りしています。神社では神様の力を宿した授与品として、お神札を頒布して(売って)います。

お神札はご家庭の神棚に祀り(飾り)、家庭内の平穏を祈ります。

※神社は商売ではないため、通常「売る」という表現はしません。

※「神棚に飾る」ということもありますが、正式には「神棚に祀る」と表現します。

 

祖霊舎には、ご先祖様の霊璽を納めます。

神棚も祖霊舎も、拝み方(拝礼作法)やお供え物は同じようにおこなって大丈夫です。

神棚のまつり方はこちらをご覧ください。

はじめての神棚 -神棚のまつり方- 神棚の里 – YouTube

 

祖霊舎を祀る場所

祖霊舎の方角は、祖霊舎の正面が「南向きまたは東向き」に設けることが理想です。
トイレと背中合わせの場所や人が出入りするドアの上などは避けたほうが丁寧です。
また、神棚と祖霊舎は同じ部屋に設置しても大丈夫ですが、向かい合わせにすることは好ましくありません。(拝礼するときにどちらかにお尻を向けてしまうため)
※家の造りによっては難しい場合もございます、その時はこだわる必要はありません。

祖霊舎は一般的に神棚よりも低い位置がよいといわれています。
神棚の下に設ける場合は、祖霊舎が上半身位の高さになるようにしましょう。
神棚の隣に設ける場合は、祖霊舎がやや低い位置になるようにして、神棚向かって左側に配置しましょう。

 

神道の死生観

 ご先祖様は私たち子孫を見守る守り神と言われています。

神道では古来、人は亡くなってもこの世にとどまって、いつでも子孫を見守ってくれている存在であると考えられました。このことから、日本人は古くから家庭内でご先祖様をお祀りしてきたわけです。

 

祖霊舎でご先祖様をお祀りする手順

 新たに祖霊舎を設ける場合は「五十日祭(ごじゅうにちさい)」までに用意するとよいでしょう。

「五十日祭」とは仏教式の四十九日法要にあたるお祭り(年祭)のことです。

神道において、死は大きな穢れであると考えられています。その中にありつつも、慎んで故人に仕える期間を忌中と呼び、五十日祭は忌明けの節目となります。

 

1 遷霊祭(せんれいさい)で霊璽に故人の御霊を宿す  … 霊璽の用意を行うかは、奉仕する神社により異なる
2 祖霊舎一式を用意(購入)する     …
3 五十日祭で祖霊舎の清祓をしていただく … 五十日祭は自宅、葬儀場、墓前で行う場合はある。自宅以外で行う場合は、自分の祖霊社を持参する必要があります。
4 祖霊舎へ霊璽を納める        … 御櫝(おとく)の中に納める。(御櫝は閉めておく)
5 神饌(お供え物)を供える      … 神棚の神饌と同様に 米、酒、塩、水を供えて、左右に榊を配置する。
6 拝礼する              … 二拝二拍手一拝

 

神饌(お供え物)について詳しくはこちらをご覧ください。

はじめての神棚 -神饌・神具- 神棚の里 (youtube.com)

 

 

霊璽(れいじ)について

霊璽(れいじ)とは

 仏教式の位牌に当たるもので、ご先祖様の御霊(みたま)(魂)を遷したものです。
ヒノキなどの白木で作られており、謚名(おくりな)と呼ばれる霊号(死後の名称)や帰幽年月日などが記載されています。
霊璽には蓋がついていますが、通常は蓋はつけたままにして、命日や年祭などの特別な時には外します。
また、葬儀から五十日祭までは仮祭壇でお祀りして、五十日祭以降はご先祖様の霊璽と一緒に祖霊舎の中にお祀りします。
 仏教式の位牌に当たるもので、ご先祖様の御霊(みたま)(魂)を遷したものです。 ヒノキなどの白木で作られており、謚名(おくりな)と呼ばれる霊号(死後の名称)や帰幽年月日などが記載されています。 霊璽には蓋がついていますが、通常は蓋はつけたままにして、命日や年祭などの特別な時には外します。 また、葬儀から五十日祭までは仮祭壇でお祀りして、五十日祭以降はご先祖様の霊璽と一緒に祖霊舎の中にお祀りします。

祖霊舎に霊璽が入らなくなったら・・・

 複数のご先祖様を納められる霊璽があります。
基本的に1つの霊璽には1柱(はしら、神さまを数える単位)の名前が記されます。
しかし、御霊代の数が多いと祖霊舎の中に納められなくなる場合もあります。
その際は「回出霊璽(繰り出し霊璽、くりだしれいじ)」を使用するとよいでしょう。
回出霊璽は中に木の板がいくつか納められており、一つで複数の御霊をお祀りできる霊璽で
す。通常の霊璽と同じように、木の板には謚名や帰幽年月日が記されます。
今までお祀りにしようしていた霊璽から、回出霊璽(くりだしれいじ)にする際は、必ず神主(神職)さんに御霊を遷すためのお祭り(遷霊祭)をしてもらいましょう。
 複数のご先祖様を納められる霊璽があります。 基本的に1つの霊璽には1柱(はしら、神さまを数える単位)の名前が記されます。 しかし、御霊代の数が多いと祖霊舎の中に納められなくなる場合もあります。 その際は「回出霊璽(繰り出し霊璽、くりだしれいじ)」を使用するとよいでしょう。 回出霊璽は中に木の板がいくつか納められており、一つで複数の御霊をお祀りできる霊璽で す。通常の霊璽と同じように、木の板には謚名や帰幽年月日が記されます。 今までお祀りにしようしていた霊璽から、回出霊璽(くりだしれいじ)にする際は、必ず神主(神職)さんに御霊を遷すためのお祭り(遷霊祭)をしてもらいましょう。

 

神具(しんぐ)の設置について

 祖霊舎には、神棚と同じく水玉(1個)、皿(2枚)、榊立て(1対)、瓶子(1対)、神鏡(1個)を揃えるのが一般的です。

丁寧にお供えするために八足台や三宝に神具を乗せてお供えします。

そのほかに真榊(まさかき)やかがり火、灯篭(とうろう)などを設置するとより丁寧なおまつりができます。

祖霊舎には、神棚と同じく水玉(1個)、皿(2枚)、榊立て(1対)、瓶子(1対)、神鏡(1個)を揃えるのが一般的です。 丁寧にお供えするために八足台や三宝に神具を乗せてお供えします。 そのほかに真榊(まさかき)やかがり火、灯篭(とうろう)などを設置するとより丁寧なおまつりができます。

 

祖霊舎のお供えについて

榊立て・・榊を入れます。

瓶子・・お神酒を入れます。

水玉・・お水を入れます。

皿・・向かって左にお米、右にお塩を入れます。

水・米・塩・お神酒は毎日新しいものに取り換えると丁寧です。

榊は毎月の1日・15日に新しいものに取り換えるのが一般的とされていますが、枯れる前に新しいものと取り換えましょう。

月命日には、お酒を供えたり、拝礼して日々の感謝をお伝えしましょう。

※水玉、瓶子をお供えするときは、ふたを取っておきます

 

お参りするときの作法

 祖霊舎のご先祖様に拝む時の作法も神社での参拝と同じく、「二拝二拍手一拝」が基本です。

「二礼二拍手一礼」ともいわれます。

1:神棚に拝する前に手や口を清め、姿勢を正します。

2:神棚に深いお辞儀を2回します。

3:拍手(柏手)を2回打ちます。

4:深いお辞儀を1回します。

 

祖霊舎の選び方

 いろいろな祖霊舎があり、初めて購入する方はどの祖霊舎を選んで良いかわからない方も多いと思います。 こちらでは祖霊舎の選び方をご紹介していきます。

 いろいろな祖霊舎があり、初めて購入する方はどの祖霊舎を選んで良いかわからない方も多いと思います。

こちらでは祖霊舎の選び方をご紹介していきます。

大きさ

 祖霊舎の大きさは種類によって様々です。
高さが150cmを越える大型のものから、35cmの小型のものまであります。

まず祖霊舎を設置する場所を決めましょう。
横幅、奥行、高さ等、具体的な有効スペースを確認してください。
また、お持ちの霊璽の大きさもお調べいただきます。
それらを元に、祖霊舎の外寸(見た目の大きさ)、内寸(扉の中の大きさ)と照らし合わせてお選びください。

材質

 伝統的な祖霊舎は桧製のものが多く、扉周辺に金具や彫刻などが施されている場合もあります。
また、洋室中心の住環境にもあわせやすい、家具材を使用した祖霊舎もあります。

価格

 祖霊舎の価格(相場)は45,000円位から1,000,000円位までと幅広いです。
使われている木の素材や作りによって価格が変わります。

 

神棚の里 祖霊舎の取り扱いについて

コンパクトで低予算の祖霊舎をお探しの方におすすめ

祖霊舎 特上御霊舎小 神具付き

特上御霊舎(小)神具付き  ¥59,180(税込)

 

素 材:尾州桧
祖霊舎外寸:高35×横32×奥25cm
祖霊舎内寸:高29×横19×奥15cm
置き型祖霊舎(壁掛け不可)
(6寸霊璽(例:高さ8×横12×奥7cm)が2体入る大きさです。)

 

限られたスペースにも丁寧にお祀りできるコンパクトな小型祖霊舎です。

その他小型祖霊舎ページはこちら

おしゃれな祖霊舎をお探しの方におすすめ

モダン祖霊舎 GOKAKU(ごかく)

モダン祖霊舎 GOKAKU(ごかく) ¥44,880(税込)

 

外寸:高42.5×横42×奥16cm
霊璽カバー:高20.7×横13.3×奥11cm
霊璽カバー内寸:高20×横11×奥10cm
置き型対応、壁掛け対応
※神具は付いていません。
(6寸霊璽(例:高さ8×横12×奥7cm)が1体入る大きさです。)

 

スタイリッシュでおしゃれなモダン祖霊舎です。

その他小型祖霊舎ページはこちら

インテリアに馴染む祖霊舎をお探しの方におすすめ

 ご先祖様をお祀りすることを、供養ということもありますが、 神道式においては「お祀り」といいます。 こちらのページでは、神道式のご先祖様のお祀り、祖霊舎について説明します。

柚月18号 神具付き ¥89,518(税込)

 

 

外寸:高53×横38×奥29.7cm

内寸:高30×横33.6×奥9.3cm

素材 タモ無垢材突板

置き型祖霊舎(壁掛け不可)

(6寸霊璽(例:高さ8×横12×奥7cm)が2体入る大きさです。)

 

家具と同じ材質で製作されたモダンな上置き祖霊舎です。

その他上置き祖霊舎ページはこちら

大型の伝統的な祖霊舎をお探しの方におすすめ

祖霊舎 橘 45号

橘45号 ¥437,800(税込)

 

 

祖霊舎外寸:高136×横66.2×奥57.2cm

祖霊舎内寸:高44×横56.5×奥8.5cm

格子障子、純国産ひのき製

(正面扉にはアクリル板が付いています)

※神具は付いていません。

(6寸霊璽(例:高さ8×横12×奥7cm)が4体入る大きさです。)

 

細かなつくりの伝統的な大型祖霊舎です。

その他台付き大型祖霊舎ページはこちら

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