神棚の里コラム
2024.3.6

春のお彼岸 ~ご先祖様のおまつり~

春のお彼岸 桃の花とぼたもち

昼夜の寒暖の差はありますが、日中の暖かな陽気が春を感じさせてくれますね。

日も徐々に長くなってきましたように感じます。

さて、3月20日は春分の日。この前後3日、合計7日間を「春のお彼岸」と言います。

ご先祖様を想い、そっと手を合わせたり、お墓参りに行く方も多いのではないでしょうか?

実は神道(しんとう)にも葬儀やご先祖様のおまつりがあることをご存知でしょうか?

 

手水舎と柄杓

神道のご先祖様

神棚やお正月、お盆やお彼岸などお家の中で行うおまつりはいくつかありますが、忘れてはならないのは日常のご先祖様のおまつり。

神道では古来、人は亡くなってもこの世にとどまって、いつでも子孫を見守ってくれている存在であると考えられました。このことから、日本人は古くからご先祖様をおまつりしてきたわけです。

神道のご葬儀

神道式で行う葬儀のことを神葬祭と呼びます。日本固有の葬儀が土台となっています。

神葬祭では年月をかけて故人の御霊(みたま)(魂)を鎮め、家の守り神としておまつりをします。

古くから肉体の死を穢れの状態と捉えていることから、神葬祭は神域である神社で行われることはなく、故人の自宅や別の斎場で神職を呼んで行われます。

拝礼作法

神葬祭や神道式で葬儀を行なったご先祖様へは、神社と同じようにお参りすることに変わりありませんが、神葬祭~五十日祭(仏教でいうところ四十九日)が過ぎるまでは注意が必要です。

亡くなられた方を偲び慎む意味で、微音で音をたてずに拍手する忍手(しのびて)でお参りします。

また、神道式では線香を用いた焼香は行わず、数珠も必要ありません。

神徒壇 御霊舎

祖霊舎(それいしゃ)・霊璽(れいじ)

神道式では、家庭でのご先祖様のお祀りをする際、神棚とは別に祖霊舎を用います。

ご先祖様の御霊(魂)が鎮まる御霊代を納めるためのものです。

御霊代には一般的に白木でできた霊璽が用いられます。

(仏式では祖霊祭⇒仏壇、霊璽⇒位牌にあたります。)

霊璽には蓋がついていますが、通常は蓋はつけたままにして、命日や年祭(仏式では法要にあたる)などの特別な時には外します。

祖霊舎のお取り扱いもございます

神棚の里では祖霊舎や霊璽など、神道式のご先祖様のお祀りをする商品を多数取り扱っています。静岡県・吉田町本店では現物の展示も行っております。

 

祖霊舎・霊璽はこちらからご覧ください。

 

先ずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

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