神棚の里コラム
2023.9.1

風祭(かざまつり)

獅子舞

夏から秋にかけて台風が日本にやってくることが増える季節になります。
この時期風害から農作物を守るため、風神に風の荒れないように祈る「風祭り」と呼ばれる行事やお祭りが日本各地にあることをご存じでしょうか?

農家の三大厄日

旧暦では、秋の台風に見舞われる確率の高い日

  • 八朔(旧暦8月1日)
  • 二百十日(春分の日から数えて210日目)
  • 二百二十日(春分の日から数えて220日目)

これらをまとめて天候や農業の「三大厄日」と呼びました。
この頃はちょうど初穂が実る時期で、その初穂は自分たちで食べるだけでなく神様に供えたり、普段お世話になっている人に贈ったりする特別な物でした。
万が一この時期に風害に見舞われれば初穂が傷んでしまうため厄日にもなりうるという訳です。

稲穂の台風被害

風祭りとは何をするの?

風害防除のため、風の神様を祀っている神社や祠に対して供え物をして祝詞を上げたり、
獅子舞や囃子を奉納して無事を祈ること、大注連縄を村の入口に張り渡して風の悪霊の入来を防ぐこと、大声で騒ぎたてたり、藁人形に悪神を負わせて辻や村境に送り出そうとするなど、内容は地域によって様々です。
最近では少なくなってきていますが、風日待(かざひまち)といって仕事を休み村人が集まって飲食をしたり、風止め籠りなどと称して村の神社にお籠りをするという行事もありました。

祝詞

日本人は稲作の伝来以降、春に田を耕し、秋に収穫を得る生活を社会の基盤とし、米には稲魂が宿ると考え米と深い関わりを持って生活をしてきました。
古代米は神社仏閣の縁起米として奉納されており、昔から神事やお祭りなどでも用いられています。
神棚の里ではお祝い事や特別な日のお供えにぴったりな赤・黒・緑の3種類の古代米をご用意しております。

 

また、今月9月29日(金)は十五夜です。
十五夜は旧暦の8月15日にあたり空気が澄み渡り月が綺麗に見える時期であり、秋の収穫に感謝をする行事でもあります。
神棚の里コレド室町店、コクーンシティ店では只今飴で出来た可愛らしい「お月見うさぎ」「お月見だんご」と、お月見のお供にぴったりな「満月茶」を数量限定で販売しております。
秋の夜長は美しい月を眺めながらくつろぎの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

お月見セット コレド室町店

神棚の里 コレド室町店
〒103-0022東京都中央区日本橋室町1丁目5-5 コレド室町3  2階

 

神棚の里 コクーンシティ店
〒330-9559 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町四丁目263番地1号 コクーン2 1F

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