神棚の里コラム
2023.1.4

人日の節句(じんじつのせっく)

人日の節句(じんじつのせっく)「七草粥」

師走の慌ただしさとお正月のにぎわいも過ぎ、普段の生活に戻ろうとしているこの頃、
新たな年が始まる1月は早春の恵みにも感謝する月でもあります。

 

お正月が過ぎ、丁度ひと段落したころ、
皆さまもご存知のとおり、1月7日には「七草粥」をいただく風習が古くからあります。

1月7日は七草粥を食べ、これからの一年間病気をせずに健康で過ごせるよう願う日であり、
「人日の節句」または「七草の節句」と言われています。

人日の節句

その名のとおり人の節句のことを言います。
人日の朝、つまり1月7日の朝に七草粥を食べると、気力がみなぎり、病にもかかることなく一年を健康無事に過ごすことができると信じられてきました。
七草粥を作るためには、若菜を摘みに寒い外へ出なくてはなりません。
その様子は「古今和歌集」の有名な一首、
「きみがため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ」(あなたにさしあげようと思って春の野に出て若菜を摘んでいると、私の袖にはしきりに雪が降りかかってきます)などにも歌われているように、労力と手間を要するものであったと同時に、非常に特別な行事であったことが分かります。

春の七草

一般的に、春の七草は「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」の7種類を指します。
これら7種類の若菜をお粥に入れたものをお正月明けの1月7日に食し、その年の無病息災を願います。
薬が簡単に手に入らなかった古き時代に、人々は若菜を“生薬”としての意味合いで七草粥を摂取していたとも言われています。

現代でも、七草粥には冬のビタミンなどの栄養分が豊富なため、お正月のごちそうなどで疲れた胃を休ませてくれる食べ物として重宝されています。

七草
  • セリ
    セリという名前から、勝負に競り勝つという意味が込められています。
  • ナズナ
    なでることで、汚れを払うという意味があります。
  • ゴギョウ
    仏様を表すと言われていて、縁起物と言われています。
  • ハコベラ
    ハコベラはその名前から「繫栄がはびこる」と言われています。
  • ホトケノザ
    ホトケノザは、漢字で書くと「仏の座」です。
    その名前からありがたい縁起物とされています。
  • スズナ
    スズナは、神さまを呼ぶ鈴と言われています。
  • スズシロ
    スズシロは大根のことですが、根が白いため「汚れのない様子」を示していると言われています。
    スズシロという名前も、その白さから付けられた名前だそうです。

 

意外と知られていない七草の言われにはとても良い意味が込められています。
今年の人日の節句には七草の意味を意識しながら食すのも良いですね。
本年も健康で穏やかに過ごせるよう季節の恵みに感謝しましょう。

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