その1:お掃除する時はお神札を取り出す
日々のお手入れでは、お神札はそのままで屋根の上や神棚の周りのホコリや汚れを取ることが多いと思います。年末のお掃除ではお神札を取り出して、普段お掃除できないところも綺麗にしましょう。
宮形神棚の場合は扉の中、モダン神棚の場合はお神札を差し込む溝など、丁寧に拭き掃除をしてください。
今年もあっという間に12月。
これからの時期、お正月に歳神さまを迎えるための準備をする方も多いのではないでしょうか。
今回は、2024年12月のお正月飾り準備の日取りの目安と、あらためて歳神さまの説明、年末のお正月準備の意義と作法について詳しく説明いたします。
◎12月13日(金) 大安・一粒万倍日 大掃除を始める日
◎12月14日(土) 一粒万倍日
◎12月19日(木) 大安
◎12月25日(水) 大安・一粒万倍日
◎12月26日(木) 一粒万倍日
▲12月29日 二重苦・苦立て 苦を想起させる日になるため控えましょう
▲12月31日 一夜飾りになるため控えましょう
縁起の良い日に歳神様を気持ち良くお迎えする準備をし、楽しいお正月を過ごせると良いですね。
年末年始、度々耳にする「歳神さま(としがみさま)」。
皆さんは歳神さまがどんな神さまか知っていますか?
お正月に訪れて、新しい年をもたらす歳神さまは「歳徳神(としとくじん)」や「お正月さま」と呼ばれることがあります。
「歳(年)」は穀物を意味する「登志(とし)」を表し、稲作を中心とする稲作や農耕の神さまと言われていま
す。古代日本では稲作や農耕が盛んになるにつれて、年の始めにその年の豊作を祈るようになりました。また「歳徳神」という名前は陰陽道の説が由来となっていて、その年の良い方角(恵方)を司る神さまといわれ
ています。
この陰陽道の要素が加わり「歳神さま」の信仰が普及したといわれています。
お正月の準備をいつから行えばいいのか悩む方も多くいらっしゃいますよね。
古くからお正月準備をすることを「正月事始め(しょうがつことはじめ)」と呼び、12月13日頃から行う場合が多いでしょう。
神社の社殿の汚れを落とす「すす払い」という行事が全国で行われており、この風習が1年間の締めくくりに家の中を掃除する「大掃除」として広く知られています。
このように年末に大掃除を行う理由は、お正月に歳神さまをお迎えするためと言われています。神道において汚れ=穢(けが)れと考えられているため、清浄で綺麗な場所にお越しいただくために行ないます。
また、しめ飾りや門松といったお正月飾りは12月26~28日、30日のいずれかに飾るのが一般的です。
その期間に神棚のお神札を取り換えると良いでしょう。
お正月に歳神さまをお迎えするためのお正月飾りとして「門松」や「しめ飾り」、「鏡餅」を飾る方も多いと思います。
代表的なお飾りを紹介します。
神棚の里 公式オンラインショップでは、お正月に向けた商品を多数ご用意しています。
(数量に限りのある商品もございます。)
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