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神棚の里コラム
2024.12.13

正月事始め - 新たな年を迎える準備 - 2024年末版

来年の干支の巳(み)の置物

今年もあっという間に12月。

これからの時期、お正月に歳神さまを迎えるための準備をする方も多いのではないでしょうか。

今回は、2024年12月のお正月飾り準備の日取りの目安と、あらためて歳神さまの説明、年末のお正月準備の意義と作法について詳しく説明いたします。

お正月飾り準備の目安 -2024年12月版-

◎12月13日(金) 大安・一粒万倍日 大掃除を始める日

◎12月14日(土) 一粒万倍日

◎12月19日(木) 大安

◎12月25日(水) 大安・一粒万倍日

◎12月26日(木) 一粒万倍日

▲12月29日 二重苦・苦立て 苦を想起させる日になるため控えましょう

▲12月31日 一夜飾りになるため控えましょう

 

 

縁起の良い日に歳神様を気持ち良くお迎えする準備をし、楽しいお正月を過ごせると良いですね。

歳神さま(としがみさま)ってどんな神さま?

稲穂

年末年始、度々耳にする「歳神さま(としがみさま)」。

皆さんは歳神さまがどんな神さまか知っていますか?

 

お正月に訪れて、新しい年をもたらす歳神さまは「歳徳神(としとくじん)」や「お正月さま」と呼ばれることがあります。

「歳(年)」は穀物を意味する「登志(とし)」を表し、稲作を中心とする稲作や農耕の神さまと言われていま
す。古代日本では稲作や農耕が盛んになるにつれて、年の始めにその年の豊作を祈るようになりました。また「歳徳神」という名前は陰陽道の説が由来となっていて、その年の良い方角(恵方)を司る神さまといわれ
ています。

この陰陽道の要素が加わり「歳神さま」の信仰が普及したといわれています。

 

歳神さまを迎える準備はいつ行えばいいの?

大掃除 ほうきとちりとりとバケツ

お正月の準備をいつから行えばいいのか悩む方も多くいらっしゃいますよね。

古くからお正月準備をすることを「正月事始め(しょうがつことはじめ)」と呼び、12月13日頃から行う場合が多いでしょう。

神社の社殿の汚れを落とす「すす払い」という行事が全国で行われており、この風習が1年間の締めくくりに家の中を掃除する「大掃除」として広く知られています。

このように年末に大掃除を行う理由は、お正月に歳神さまをお迎えするためと言われています。神道において汚れ=穢(けが)れと考えられているため、清浄で綺麗な場所にお越しいただくために行ないます。

 

また、しめ飾りや門松といったお正月飾りは12月26~28日、30日のいずれかに飾るのが一般的です。

その期間に神棚のお神札を取り換えると良いでしょう。

年末に行なう神棚のお手入れ

神棚のお手入れ

年末には歳神さまをお迎えするために神棚を綺麗にお掃除します。

お正月に向けた神棚のお掃除についてのポイントをご紹介します。

 

神棚のお手入れについてはこちらもあわせてご覧ください。

その1:お掃除する時はお神札を取り出す

日々のお手入れでは、お神札はそのままで屋根の上や神棚の周りのホコリや汚れを取ることが多いと思います。
年末のお掃除ではお神札を取り出して、普段お掃除できないところも綺麗にしましょう。
宮形神棚の場合は扉の中、モダン神棚の場合はお神札を差し込む溝など、丁寧に拭き掃除をしてください。

その2:神棚や神具の破損がないかを確認する

年に1度の入念な神棚の掃除にあわせて、神棚や神具に破損が無いか確認をします。
神棚の買い換え時期に決まりはありませんが、綺麗な神棚でお正月を迎えられるように年末に神棚を購入する方が多くいらっしゃいます。

注意点としては、年末に破損がわかると新しい神棚が手に入らないこともあるので、先に神棚の確認を12月中旬ごろまでに行なっておくと安心です。

その3:必ず乾拭きで掃除する

木製の神棚をお掃除するときは必ず乾拭きで行いましょう。
木は水分を含むと膨張するため、緻密に設計された神棚の破損の原因になってしまいます。

マイクロファイバーのふきんを使えば、手軽に汚れを取ることができるので便利です。
また毛バタキを使うと細かいところまでお掃除できるのでおすすめです。

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お正月飾りの意味と飾り方

お正月に歳神さまをお迎えするためのお正月飾りとして「門松」や「しめ飾り」、「鏡餅」を飾る方も多いと思います。

代表的なお飾りを紹介します。

門松

門松は家や敷地の門や玄関に飾ります。
これは歳神さまが宿る依代(よりしろ:神霊がのりうつるもの)の意味があり、左右一対で配置します。
松の枝の形が手を広げて待ち受けているように見えることと、「松」と「待つ」が同じ音なので「神さまを待つ木」となったと言われています。
門松に竹は「長寿を招く」という意味がある縁起物です。

1月6日の夕方か、1月7日には玄関から下げます。
門松

鏡餅

床の間に飾る鏡餅は歳神さまへのお供え物の意味があります。そのため、三宝の上に乗せます。
「鏡」は神さまの依代としても用いられる縁あるもの。
丸い餅はその鏡に似せて作られたと言われています。
お正月に餅を食べる風習は、この鏡餅を一年の幸福を祈って家族で食べたことが始まりともいわれています。


鏡餅

しめ飾り

神棚につける「しめ縄」とは異なり、「しめ飾り」は玄関先に飾ります。
新年に歳神さまをお迎えする神聖な場所であることを表すとともに、邪気や魔、厄災が入ってこないようにする意味合いがあると言われています。
遅くとも12月30日までに飾りましょう。
飾る場所は玄関の軒下の中央や、扉の上部中央につける場合が多いです。

1月6日の夕方には下げます。
しめ飾り

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(数量に限りのある商品もございます。)

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